つぐない | 日本カムバックの第一作となり、年間ベスト10となった大ヒット曲。 |
愛人 | 当時の流行語ともリンクしたタイトルと内容を持つ作品。前作に続き有線でリクエストが集中し1985年3月から翌年2月まで46週連続ベスト10入りし、また5/20付より8/19付まで連続14週1位の史上最長記録を作った。またこの曲で念願の紅白歌合戦に初出場した。 |
時の流れに身をまかせ | 前2作の歌謡・演歌路線からやや趣を変え、スタンダードナンバー風の曲調でファン層を広げた。有線では1986年4月〜翌年2月まで延40週ベスト10にランクされ1位は5月〜8月の間で延9週間。この曲で空前絶後の3年連続両有線大賞グランプリを受賞し、この曲が後に”3部作”と呼ばれる。紅白でも2度歌い、現在もカラオケで広く歌われている。中国語バージョンも広くアジアで大ヒット。アジアでのカラオケの普及にも大きく貢献した。 |
別れの予感 | 前3作が、年頭に発表し、1年かけてヒットしたのに対しあえて6月発売。その結果有線の年間グランプリは取っていないが、逆にポップス色を強めたせいか、より若い層(特に女性)に人気が高い。現在でもカラオケで歌われる回数はテレサ・テンナンバーで最も高いと言うデータが出ている。またあえて中国語タイトルを付けているが中国語バージョンは録音していない。 |
空港 | 1974年発売の日本デビュー第二弾シングルで日本では初のヒット曲。アイドル路線で失敗したデビュー曲から一転して演歌調で成功した。この年のレコード大賞新人賞をはじめ新宿音楽祭銀賞など各賞を受賞。その後もロングセラーとなる。 |
何日君再来 | 中国語シンガーとしてのテレサの代表曲であり、いろいろな意味で養女の人生に影響を与えている。もともとは上海で生まれた古い中国の流行歌で最初にこの曲をヒットさせた。周璇という人はテレサの最初のアイドルで美空ひばりとともに彼女に大きな影響を与えたと思われる。またこの曲自体が大陸、台湾ともに当時の政府から禁じられている。テレサは台湾のデビューアルバム以来(そこではタイトルを変えている)何度もレコーディングしているが、1993年発売の最後の録音では中国語と日本語でレコーディングしており、当時”金鳥の蚊取り線香”のCMで使用されたのは中国語と英語(未発売)の2バージョンだった。 |
夜来香 | 日本では李香蘭の歌唱で知られるこの中国のスタンダードナンバーも彼女は何度かレコーディングしているが、日本語バージョンは最後のシングルで初めて歌い、また最後の来日でもこの曲を日本語と中国語で歌った。近年はこのような中国のスタンダードナンバーを積極的に歌おうとしており、その企画も持ち上がっていた。 |
香港〜Hong Kong〜 | 1989年にシングル発売したオリジナルナンバー。このテーマは彼女自身の発案でアレンジ面でも中国の楽器、二胡を入れたり積極的に制作に加わった。当時、彼女は香港が大変気に入っており生活の拠点をここに定め、自分のスタジオを持つ準備をかなり具体的に進めていたが、この直後の天安門事件によってこの計画をすべて破棄し、パリへと移住した。目の前に迫った1997年7月の中国返還の時にはこの曲がどのように聞かれるのだろうか? |